『エンジニアのための理論でわかるデザイン入門』から実践的なデザインの考え方を学ぶ

デザインの色彩については色彩検定のテキストなどで一通りの知識を入れていたのですが、知識と実践が紐付いていませんでした。本書ではユーザインタフェース制作とデザインの基礎を紐付けながら読んでいくことができます。自分の経験に近い部分からなら新しい知識も根を下ろし易いと感じました。エンジニアの方だけではなく、UIを制作したことのある方には読みやすい本だと思います。

「神社と神様がよ~くわかる本」から日本人が見てきた神々を知る

現代も日本人の身近にあり、日本神話の神々と私たちをつなぐもの。それが神社です。神社を中心に日本人の生活の中に今も続く神社神道。「教義もなく、経典もなく、教祖もない」そんなふわっとした考え方が続いているのはなぜか?そもそも神社とはなにか?神社を日本神話の入り口とし、神社について、日本の神々について知っていきましょう。『読み替えられた日本神話』は治世の事情での日本神話の解釈の流れを追うことができました。そこから日本の神様にさらに興味を持ったので本書を手に取りました。

「もうイライラしたくない」から怒りの前に自分に何が起きたのかを知る方法を学ぶ

以前に比べて怒りの感情とうまく付き合える様になってきたと思っていました。しかし、最近イライラする頻度が高いように感じます。年末の時期に本書を目にし、内省をする良い機会になりそうだったので読んでみました。自分の感情にあった本は、内容自体が自分への問いかけになるので、一人で内省・反省をするよりも多くの気付きがありそうです。

「読み替えられた日本神話」から日本の歴史の流れと日本の神様達の変容を学ぶ

イラストのモチーフとして日本の神様を調べていると、一柱で複数の名前と姿を持っていることがわかります。時代の流れの中で外からの変化があったとき、それを受け入れながら変容していった柔軟性は、日本神話の特徴の一つと言えそうです。これからも触れる機会が多そうなモチーフのこれまでの流れと変化を追いながら、断片的だった知識をつなげることができました。

「日本の民俗信仰を知るための30章」から祭りをモチーフにする際の願いの考え方を改めて学ぶ

イラスト制作で日本のことを調べることが多かったため、もう一歩踏み込んで日本のことが知りたくなりました。今回は現在も各地に残る祭りの移り変わりとその起源を探る書籍を読んでみました。ヒントを得るために参考にすることが多いので、祭りの起源に込められた願いについても考えていきたいですね。

「GRID やり抜く力」から習熟の段階におけるフィードバックの種類を考える

「やり抜く力は瞬発力ではなく持久力」では、その持久力をどうやって身につけていけばいいのか?やり抜く力の強い人達は共通する段階を踏み、興味を育て、ネガティブなフィードバックも得る意図的な練習を続けている。イラスト制作が辛くなってしまうのは、習熟の段階とフィードバックがあっていないのかもしれません。

「能面の見かた」/面を入り口にして学ぶ日本の伝統芸能の性格の違い

和の要素の中でも面は取り入れやすい要素だと思います。しかし、考えてみれば面とはそもそも何なのかよく知りません。本書は能・狂言に使われる面を中心に集めた写真集です。能・狂言は700年以上の歴史がありますが、鑑賞という点では敷居が高い用に感じます。そこで普段鑑賞しない人に向け、比較的興味を持ちやすい面に的を絞ってその性格の違いや源流をまとめています。

「転職と副業の掛け算」から学ぶ仕事と個人メディアのつなげ方

本業からの知見を発信し副業にする。副業で高めた個人価値を本業に活かす。副業は情報発信が中心ということで興味を持ちました。どう考えてコンテンツを作っているのかを学びたいと思います。本業と別に副業を持つのではなく、本業と副業の相互作用を引き出すための個人メディアの使い方は参考になると思います。

「20歳の自分に受けさせたい文章講座」から文章とは翻訳であることを学ぶ

以前よりも文章の書き方が好きだなと思っていた古賀史健さんが、文章の書き方についての書籍を出されていることを知りました。読む中でとても強く共感した「翻訳」という意識について、自分なりの解釈をまとめましたので共有したいと思います。