今回は、motoさんの「転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方」を拝読しました。
本書は「個人の市場価値を上昇させる」ことを軸に、社会人として転職でのキャリアアップをの図り方、副業を合わせた生涯年収の向上についての考え方を伝えようというものです。
本書を読んで行くと、副業に選んでいるのが情報発信とのこと。情報発信に力を入れていきたいと考えているため、副業での考え方や運営方法から学べないかと思い、読んでみました。
目次:
情報発信のヒントを得たい
気になったのは下記の3点です
- 副業では本職で得た知見を発信する
- サラリーマンのメリットは人に合うこと。学びの機会が多いこと。
- みんなが悩んで情報を集めるけど、その時をすぎると忘れられる情報が発信向き
ここでは「副業では本職で得た知見を発信する」を中心に、本書の感想も含めて書いていきたいと思います。
全く別のことをするのではなく、
本業で得た知見を発信する
著者のmotoさんの副業での収入は本業の4倍になるそうです。数字の上では副業だけで十分な様に見えますが、それはありえないとのこと。
副業の内容は情報発信です。そして、発信している情報は本業内で得た知見が中心になります。副業が大きな収入になっていても、その資源は本業内で得ているということですね。
ここでの知見は、調べ物を思い浮かべるとがわかりやすいと思いました。
例えば、仕事を進める上でWordやExcelなどの使い方を、「こんな機能はあるのかな?」と調べることはあると思います。こういった公の情報を調べた結果というのは、発信できる情報になるのではないでしょうか?
もちろん、本業を進めるために調べているのであって、本業の間に副業で発信する情報を調べようと言っているのではありません。本業を進めた結果、自分の中に蓄積された情報、外へ出せる形に整理できた情報を副業として発信しようということです。
サラリーマンのメリットは人と会う機会の多さ
なるほどと思ったのは、サラリーマンという立場のメリットについてです。
一番重要だと思ったのは「人と会う機会の多さが発見の機会につながる」という内容です。
自分は現在複業の形をとっています。発見という視点から振り返ってみると、それが一番多いのは小・中学校でICT支援業務を行っているときでした。学校現場は情報を伝える人の年齢・立場の幅が広い場所です。同じ情報を伝えるにしても、人によって伝え方を変える必要があります。
例えば、マウスの扱い方を知っている先生と、マウスという名前さえ知らない小学校1年生にソフトウェアの操作を教える場合、全く同じ様に伝えるわけにはいきません。
この、伝え方を変えること、考えて工夫することが発見=自分の学びにつながっていると思います。
最初持っている情報・知識が同じであっても、接する人の数と、その人達と自分との間に差があるほど、発見・学びの機会が増えていきます。仕事をしていく環境としてそれが揃っているのがサラリーマンということですね。
まとめ
フリーランスとなり、一人で仕事をするようになってから、仕事の進行はスムーズになった部分も多いですが、発見という点では改善が必要だと感じました。この環境でも新たな知見を得られるように、意識していきたいと思います。複業それぞれの知見を別の業務でも活かして行けるのがベストですね。
自分にとって「知見を発信する」という考え方は、良い学びになりました。
仕事をする中で、よく質問される内容は発信する情報として良いのではないかと思います。新しい記事を考えるヒントになりそうです。ありがとうございます。
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って