「死神蜘蛛」 その影が視界をかすめたあたりから何かが狂いだした。 その姿を目にした仲間が、まるで魂を抜かれたかのように力なく佇んでいる。 叱咤の声と仲間を揺り動かすその腕も一つ、また一つと力を失っていく。こだまするように聞こえていた混乱が刈り取られていくかのように消えていく。 木々の音だけが耳に響く。気が付けば自分の息の音さえ聞こえなくなっていた。 音もなく現れた敵のその貌を見たとき、私は私達の敗北を悟った。
「星喰」 2020/05/09~17 – 23h クソ、なんでこんなにもなるまで放っておいたのだ! ― あの小さな星屑を喰らっているうちはまだマシだ!こっちに降りてきちまったら、取り返しがつかなくなるぞ…。 ― は!泣き言はそこまでにしようや。つまるところ、ここで食い止めれば問題ないってことなんだろ! …さぁ、征こうか!!
「煙屋」 帯の様に漂う煙の描き方を研究したので、実践での感触を掴むための制作です。他の要素合わせる場合は、要素の構成が課題になりそうですが、基本的な描き方としてはよさそうですね。もっと要素として自由に扱えるように研究していきたいと思います。 2020/02/08~02/13 16h