ずっと続けてきたのは「つくること」でした(2020-12)

ずっと続けてきたのは「つくること」でした(2020-12)

半年毎に行動の方向を見直しています。2020年の年末にも行動の見直しの為に内省の時間を計画していました。そんな折、書店で八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』が目に留まりました。考え方が分かりやすく、ワーク内で好きなことを深掘りもしているようです。

自分で行っていた内省に近い部分もありましたので、手順を見直すヒントも得られそうです。今回の内省は八木仁平さんの書籍のワークに沿ってやってみたいと思います。

内省の結果、今後の方針を見直そうと思いました。ここでは報告もかねて書いていきたいと思います。

自分がやりたいことは、これでした

結果から言うと、書籍のワークを通して私が本当にやりたいことは下記になるようです。

美術・自動化の視点を、シンプルライフを通して生活に取り入れ、発信していく

書籍内にもありますが、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』のワークを通してわかるやりたいことは、行動を始めるための仮説です。

仮説は立ちましたが、どうやって進めるかについては、正直見当がついていません。ただ、やりたいこととしては腑に落ちるものでしたので、この仮説を当面の行動目標として情報収集を行い、動いてみたいと思います。


サイトの内容も行動と一致していたほうが整理しやすいと思います。サイト概要についても整理をしていきますが、まずは続ける部分と変更する部分を整理してみます

得意なことは「つくること」なので、それは続けていくと思います

書籍のワークに沿って自分の行動パターンを深掘りしてみた結果、自分の得意なことは「つくること」の様です。

振り返ると「つくること」は、誰に言われることもなく続けてきたことでした。

つくることは一人でもできます。ただ、つくった結果を共有したり、チームへ反映させたりと、周りへの影響を考慮したほうが、より効果が大きくなるということもわかりました。

意識せずにやっていたのですが、これからは意識的に伸ばしていければと思います。

情報を共有するときは「自分で手を動かして確認した結果を共有する」を基本方針にしています。つくることと周囲との共有という点で、やりたいこととも合っていると思います。当面この基本方針は継続していこうと思います

「本当にやりたいことを、どうやって人生に反映させていくか?」について調べ、行動していくと変化するかもしれません。変化があったらまたお知らせできればと思います。

情報発信の整理結果
情報発信の整理結果

イラストはもう少しライトに、補助的に使いたいと思います

少し前に自分の感情(虚しさ)について考察をしました。加えて、ワークを通して自分の好きなことについても、振り返ることができました。

虚しさについて振り返った際にも「イラスト制作に対して違和感がある」と書きました。この点を自分の好きなことに沿って考えてみると、今の自分のイラスト制作には「伝えたい考えや物語」が不足していると感じている様です。

そもそも自分にとってイラストは、伝えるための手段でした

忘れていたのですが、「イラスト制作は手段である」と考えています。この了解はイラスト制作を仕事にしたいと考え始めたころがスタートだと思っていましたが、ワークを通して振り返ると、そもそもイラストを描き始めたころからの了解だったと分かりました。

オリジナルイラストを描き始めたきっかけは、中学当時の友人とホームページサービスを試したことです。友人は文章やコミュニティを中心に運営を始めました。私はコンテンツとしてイラストを選びました。理由は「文章よりもイラストは考えを伝えやすい」と感じていたためです。

イラストを描くことは目的ではなく、自分にとっては情報伝達の手段だったということを思い出しました。

ここ最近のイラスト制作では「自分の考えを整理して込める」という視点がありませんでした。「自分の考えが反映されていない、伝えたい中身がない」状態が「虚しさ」を感じる一因だったのかもしれません。

映像的な情報整理は、物語になることが多い

ワークから自分の行動・思考のクセを探ってみると、スピード感のある反応的な行動よりも、中長期的なスパンで一つずつ積み上げていくような行動のほうが、結果につながりやすい様です。

「ラフはどこまで描くべきか?」にも書きましたが、良い結果ができた制作では、ラフの段階でイラストの前後がストーリーとして脳内に流れます。同じように良いキャラクターができたときも、脳内でストーリーが流れることが多いです。

今までは一場面を切り出してイラストを制作していたのですが、ストーリーをそのまま描いた方が、自分の思考・行動のクセを長所として活かせるかもしれません

つくりたいと考えていた物語があります。時間がかかるからと避けていたのですが、適性を振り返ることでスタートを切る気になりました。制作を進めながら仮説を検証していきたいと思います。

ただ、漫画の様にセリフで動かすよりも、イラストを中心としたいので絵本の様な形でまとまると考えています

描き方を変えながら、普段使いできるイラストにしたい

イラスト技術向上を目指し、イラストレーターの方の記事などから練習方法を探ってみると、共通する方法の1つに「イラストを繰り返し完成させる」というものがありました。

繰り返し行うのであれば、習慣にした方がよいと考え、ここまでは1~2週に1作のペースで発表しながら制作を行ってきました。

前述の様にストーリーの制作を主軸に考えると、発表の頻度は下がると思います。

ただ、定期的に発表していくことで経験できたこともあるので、単純に発表の機会を減らすのはもったいないようにも感じますし、さみしくも感じます。

これからは文章主体の記事にも挿絵の様に使える、比較的ライトなイラスト制作も探っていきたいと思います

また、自分の好きなモノを深掘りしてみると、どうやら生活感が感じられるもの、温かさが感じられるものが好きなようです。

厚塗りは「リアリティがあるから好き」だと思っていたのですが、輪郭線のやわらかさや温かみのニュアンスも感じていたのかもしれません。

自分が求める方向性もつかめましたので、これまで積み上げた技術も活かしながら制作方法の調整を進めていきたいと思います。

調整・研究の内容が整理できたら、情報を共有していきたいと思います。

美術と自動化が記事としては増えると思います

やりたいこと:美術・自動化の視点を、シンプルライフを通して生活に取り入れ、発信していく

ワークに沿って自分の好きなことを探ってみた結果、現在は「美術」「自動化」への興味が強い様です。

美術はイラスト制作を入り口に周辺情報や参考として触れてきたのですが、現在は作家の考え方に興味をひかれています。まだ入り口を見て面白そうと思っている段階ですが、強い興味を覚える分野ですので、発信する情報の量は増えるのではないかと思います。

自動化は仕事にしていたということもあり、もともと考えやすい分野です。
ただ、深掘りしてみるとプログラムを組むこと自体にはやや興味が薄く、自動化することで実生活のメンドウが改善されるという点に強い興味があるようです。

現在、小中学校のプログラミング教育に仕事としてかかわっています。プログラミング的思考が広まると、生活の中に仕組みを取り入れること、それを作れる環境がより求められるのではないかと考えています。これはワクワクしますね。

現在も、Googleの「ifttt」、マイクロソフトの「Power Automate」、Appleの「ショートカット」など、プログラミング言語を使わない自動化・仕組化の環境が増えています。

イラストの挿絵を入れながら、こういった環境やそれを使ったことの知見を共有していければと思います

考え方の基礎としてのシンプルライフ

やりたいこと:美術・自動化の視点を、シンプルライフを通して生活に取り入れ、発信していく

やりたいことの中に「シンプルライフを通して」とあります。現在の私の生活や考え方はシンプルライフが基礎になっています

一般的にはモノを減らす暮らし方という印象があるかもしれませんが、私にとっては、もう少し広く「情報整理の基礎」というとらえ方になります。

少し前から情報の取り扱い方が気になっていました。

現在の情報の取り扱い方は「とりあえず取っておいて、後で検索する」という印象があります。情報は目に見えず、クラウドサービスによってローカルマシンの容量も圧迫されることがなく、いっぱいになって困ることにはなりにくいと思います。

私も最近はこの考え方に倣っていました。ただ、考えてみるとシンプルライフとはうまく噛み合っていないと思います。シンプルライフは自分の考え方の基礎としてなじんでいると思っていましたが、忘れている部分・あやふやになっている部分もあるようです。

興味のある分野が明確になり、取り入れる情報も増えそうです。それを整理する方法を整えるためにも、自分の考え方の基本を見直すには良い機会かもしれません

暮らしのアイデアという方向よりも、情報整理の考え方になるかと思いますが、シンプルライフについても情報を発信していければと思います。

まとめ

今回の振り返りで、これまで行動の中心においていたイラストが、補助の位置に移動したのが大きな方針の調整になりそうです。

ただ、その積み上げを打ち捨てるのではなく活かしていく方向も見えたので、その部分は安心しました。

情報の発信は引き続き本サイトで行っていきますが、サイトの構成については行動に合わせて調整したほうが良さそうです。

まずは、本記事の内容をサイト概要に反映するところから始めたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします。


この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って


<参考>

投稿者: 0.1

厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。

「ずっと続けてきたのは「つくること」でした(2020-12)」への1件のフィードバック

COMMENT