ここ最近自分の行動で気になっているのが、すぐに検索をしようとするクセがついていることです。
わからないことを調べる。それ自体は悪いことではないのですが、振り返りの時間、内省の時間の行動としてはよくありません。こういった時間は外にではなく、自分の内側へ目を向ける時間だからです。
振り返り・内省時のメモは後のことを考えてパソコンに打ち込んでおきたい。しかし、パソコンで作業していると、簡単にブラウザを立ち上げることができてしまうのが難点です。
単純にインターネット回線を切っておけばいいだけの話なのですが、しばらく検索をしたあとに切り忘れていた事に気づくことが多いように思います。
クセを治そうとするのであれば、やはり靴の中の小石を考え、仕組化したいところです。
調べてみるとWindowsではバッチファイルでネットワークアダプタを無効にすることができそうです。このバッチファイルとタスクスケジューラを使って指定の時間帯はネットワークアダプタが無効になる仕組みをつくりたいと思います。
※取り急ぎコマンドだけ知りたい方は、目次内の「~コマンドコード」の項目をご確認ください。
目次:
ネットワークアダプタを無効にするバッチファイルを作る
ネットワークアダプタ名を確認する
バッチファイルを作る準備として自分の環境のネットワークアダプタ名を確認します。
もっとも早い手順でいきましょう。
- 「Windowsキー + R」でファイル名を指定して実行を呼び出す
- 「ncpa.cpl」を入力し、「Enter」
ネットワーク接続の一覧で現在使用しているネットワークアダプタの名前を確認します。
私の環境では「Wi-Fi」であることがわかりました。
バッチファイルを作る
バッチファイルを作りましょう。
デスクトップで新規テキストドキュメントを作成します。
ファイル名はわかりやすく「Wifi-off.txt」とします。
ネットワークアダプタを無効にするコマンドコード
ファイルを開き、下記のコードを貼り付けます。
@echo off netsh interface set interface name="確認したネットワークアダプタ名" admin=disable
コード内の「確認したネットワークアダプタ名」を先程確認したネットワークアダプタの名前に書き換え保存します。※名称を挟んでいる「”」は消さないように注意してください。
ファイルの拡張子を書き換え、バッチファイルにします。
動作確認はバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
ネットワークアダプタを確認すると、無効になっていることがわかります。
ネットワークアダプタを有効にするコマンドコード
同じ要領でネットワークアダプタを有効にするバッチファイルも作ります。
@echo off netsh interface set interface name="ネットワークアダプタ名" admin=enable
ファイル名はわかりやすく「Wifi-on.bat」とします。
管理者として実行すれば、ネットワークアダプタが有効になることが確認できます。
タスクスケジューラでタスクを作成する
無効にしたい時間帯が決まっている場合、仕組化として手軽なのがタスクスケジューラーでタスクを設定しておくことです。
新規タスクの作成
タスクマネージャーを呼びます。
- 「Windowsキー + R」でファイル名を指定して実行を呼び出す
- 「control schedtasks」を入力し、「Enter」
タスクの作成・全般
タスクの作成の全般タブの設定は上記のようにします。タスクの名前はわかりやすい名前に変更してください。
「最上位の特権で実行する」が管理者として実行と同じなので忘れずに。
タスクの作成・トリガー
WinfiをOFFにする開始時間を設定します。毎日の設定であれば上記のようになります。ここは自分の計画に合わせて変更してください
タスク作成・操作
ここでは先程作成したバッチファイルを指定します。今回はシンプルなものなので引数や開始オプションは必要ありません。
タスクの作成・条件
電源に関する項目「コンピュータをAC電源で使用している場合のみタスクを開始する」はデフォルトではチェックが入っていますが、このタスクではいらないと考えて外しました。ここは自分の計画に合わせて設定します。
タスクの作成・設定
今回のタスクは動き続ける必要がないのでタスクを停止するまでの時間をもっとも短い1時間に設定しています。
一通りの設定が確認できたら、右下の「OK」をクリックします。
ログインパスワードの入力
「全般」の「最上位の権限で実行する」にチェックが入っていれば、ログインパスワードの入力をお求められます。今回のタスクはこの権限がないと意味がないので、この画面が出ないときは「全般」の設定内容を確認してください。
ログインパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
同じ要領でWi-fiをONにするタスクも作成します。
これで指定の時間帯はWi-fiがOFFになります。
まとめ
一度ついてしまったクセを意思の力だけで治そうとしてもなかなかうまくいきません。特に身体的に疲れている時、精神的に負荷がかかっているときなど、意志力が低下した時には投げ出しやすくなります。
投げ出してしまったあとの自己嫌悪や後悔はなかなかしんどいものですよね。
仕組みは一度作ればこちらの意思とは関係なく働いてくれます。
弱った時の自分の後悔を減らせるように、準備をしてみるのはいかがでしょうか?
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って