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【構図要素】視線の後ろは過去
視線の反対側の余白は過去を暗示する
視線を持つ要素を画面に配置する場合、視線の先の空間を広く取ることがセオリーになります。視線の先の空間を広くとることで、自然で素直な印象になります。
このセオリーを外し、視線の反対側の空間を広く取ると、過ぎ去った過去を予感させます。
過去を予感させる配置はセオリーから外れるため、複雑な印象、意図的な印象が強くなります。要素の配置により気を配る必要があります。
意図した別れを考える
一例として別れを演出する場合をかんがえてみましょう。
去る要素が画面の右から左に動いていると感じる場合肯定的な印象になります。
別れとしてはさっぱりとした印象になり、未来への希望を感じさせる別れになります。
去る要素が画面の左から右へ動いていると感じる場合、否定的な印象になります。
過ぎ去った過去へ引かれる印象になるため、名残惜しさや心残りを強く演出できます。
構図要素・配置の絞り込み検索
構図を学ぶ中で、画面の最終的な印象は小さな印象の積み重ねだと気づきました。
各記事で紹介している、小さな印象のどれか1つを採用すれば、良い構図になるというわけではありません。
重要なのは小さな印象の中から、自分が求める印象を集め、最終的な画面の印象を強化していくことです。
印象の方向を揃えるために、構図要素を印象(タブ)で絞り込みできる仕組みがあると、検討の助けになると考え、仕組みを準備しています。
イラスト制作の助けになれば幸いです。
※メインメニューからは「How to」→ 「構図要素・配置の絞り込み検索」とたどってください。
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って