【構図要素】左から動くモノと右の目的地

余白は動きをつくる?

画面上に動きを作るための要素の一つに「余白」があります。
人や動物などの動作の先に空間(余白)があると、そこに向う印象になります。人や動物は動こうとする先へ視線を向けるため、視線の先の空間が次の行動を予想させます。

視線の先にある余白に向けて移動する
視線の先にある余白に向けて移動する

この予想が画面上に動きを作ります。

それまでの行動よりも視線と先の余白が動きを予感させる
それまでの行動よりも視線と先の余白が動きを予感させる

ポーズや動作はキャラクター要素に直接動きを出す働きをしますが、余白は予感させることで画面全体の動きや流れを作ります。

右の目的地へ左から向かう

画面の右側に目的地があり、キャラクターが左から右へ動いていると感じられ時は目的地を飛び越える印象になります。

左から目的地へ(視線は向けているが通り過る?)
左から目的地へ(視線は向けているが通り過る?)

キャラクタの左から右への動きには抵抗感が発生します。抵抗感を押し除けて動く分意思が強く、力強い印象になるため現在の行動を継続する印象になります。

左から目的地への移動のイメージ
左から目的地への移動のイメージ

投稿者: 0.1

厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。

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