今回は、「MCPO AWARD」へ応募作品の制作です。
「旅立ち」がテーマだったので、物語を描くために背景を広く取り、風景を描いて行きます。
受賞作品を見てみると、自分に足りないのはキーワードを広げる力。ここはもっと養っていきたいですね。
目次:
制作課題は写真合成
制作の課題としては、「長雨」でも挑戦した、写真合成を使った制作です。
先の制作で手応えを得たので、その手法が最も使われる背景制作を通して、学びを深めたいと思います。
制作を振り返えると、今後の制作に活かせることが2点ありました。
1. 写真合成の利点は、完成の風景を早く見れること
私の場合、風景の制作では、描き込むまで細部が見えていないことがよくあります。
写真合成では、かなり短時間で完成の雰囲気を観ることができます。これは、制作の早い段階で、要素の過不足を判断できるということです。
ここまでの制作では、ある程度描き込んでから、過不足を感じ、そこから修正をすることもありましたが、その検討が早い段階でできるため、戻りの時間が減ったと感じました。
写真合成に抵抗があるとしても、「イメージを掴む為の大ラフ」として使うのであれば、はかなり有用ではないかと思います。
2.写真合成部の偶然性をどの方向で強化するか?が活かすポイント
自分のラフに写真を合成すると、意図しない形ができます。これを潰すように修正していると、逆に時間がかかってしまいます。そこで、偶然できた形を活かす方向で、制作を進めれば、下地となった画像も馴染んでくれるので、描き込み数を減らせると感じました。
背景の制作では、よー清水さんの「「ファンタジー背景」書き方教室」を参考にさせていただいているのですが、その中でも「認識描き」という項目で紹介されています。
今回のイラストを描き始めた当初はよくわかっていなかったのですが、画面右手の塀を描いているあたりで手応えを感じました。この方法は、確かに早く、制作がどんどん進むので面白かったです。
背景制作を面白いと感じられたのは、大きな経験でした。
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って
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