「洗濯日和」

「洗濯日和」

描き始めたのはうじうじと雨ばかり降っていた時期です。「スパッと晴れろ!」という願いを込めて。まぁ、描き終わってみるとそろそろ秋の声が聞こえそうです。

「洗濯日和」
「洗濯日和」

作品の概要

2020年は梅雨が例年と違うタイミングだったせいか、気分の切り替えもうまくいきませんでした。

そんなタイミングで「いい加減スパッと晴れろ!」と描き始めました。描き終わったころには晴れていましたね。そして熱い!いい天気!でも熱いです。

テーマ

洗濯日和

モチーフ

晴天の下のシーツ

コンセプト

洗濯物と一緒に、心の湿気も払いましょう

挑戦課題

調整レイヤーによる着色の研究

着色の研究について

ここしばらくグレースケールで立体を描き込んでから、グラデーションマップで着色をするという手順を踏んでいました。ただ、この方法では思ったように色を変化させることが難しく、特に肌の色がくすみがちなのが気になっていました。

今回はここまで試していなかった調整レイヤーでの着色に挑戦してみました。

調整レイヤーでの着色について

結果から言えば、調整レイヤーでの着色はグラデーションマップよりも意図した色にしやすいと感じました。画面上で色の変化を確認しながらパラメーターを調整できるのが大きいですね。

画面の支配色やイメージカラーを全体に乗せるときはグラデーションマップが良さそうですが、細かい部分の調整は調整レイヤーとレイヤーマスクを使うのが良さそうです。

調整レイヤーの使用については手ごたえを得たので、今後の制作にも取り入れていきたいと思います。

次回への課題

作中の布の描き込みには久しぶりに指先ツールを使いました。

使用を控えていたというよりも、描き味のやわらかいブラシを使うようになってから必要性が下がっていたようです。

久しぶりに使ってみると、布のやわらかい立体を作るには強力なツールだと改めて気づきました。
今作で言えば、風を含んだスカートの広がりを描いているときはかなり気持ちよく描き込むことができました。

布だけではなく「なめらかな曲面のグラデーションを描く」には強い味方になってくれそうなので、次はそういった要素を入れた作品を制作したいですね。

「洗濯日和:ちび」
「洗濯日和:ちび」

投稿者: 0.1

厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。

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