【実践】「メイクでキャラを描き分ける」

s.bu.f

『メイクで女の子キャラを描き分けるテクニック』を読んで、メイクの基礎を学んだので実践です。手癖で描くと顔タイプは「エレガント」になるようです。今回はこれをベースに書籍でエレガントタイプにおすすめとなっていたメイクを試しました。髪型も変えているのでその分の変化もありますが、思った以上にメイクの違いで印象が変わりますね。

作品の概要

『メイクで女の子キャラを描き分けるテクニック』を読んで、これは手を動かさないと知識が根を下ろさないなと感じました。

今回は特にキャラクター性を意識せずに手癖で描いたときの自分の絵の顔タイプを確認し、該当する顔タイプに書籍がおすすめとしているメイクを乗せてみます。

テーマ

顔タイプに合わせたメイクの試作

モチーフ

手癖でなんとなく描いたさん

コンセプト

※「テーマ(目的)」+切り口

手癖で描いたときの顔タイプを知り、それに合わせたメイクを選ぶ

挑戦課題

顔タイプに合わせたメイクの乗せ方を学ぶ

なんとなく描いたさん
なんとなく描いたさん

今回は、実際に手を動かして気づいた・学んだ点を中心に書いていきたいと思います。

なんとなく描いたさんの顔タイプは「エレガント」

顔タイプによってメイクを乗せる範囲や形が変わることが分かったので、まずは顔タイプを判断する必要があります。

最初は書籍を参考に判断しようとしましたが、現段階ではハードルの高さを感じました。そこで日本顔タイプ診断協会の診断チャートを借りました。

なんとなく描いたさんは「エレガント」タイプ
なんとなく描いたさんは「エレガント」タイプ

判断が難しい項目もあったのですが、変更してみても最終的な診断は変わりませんでした。判断に迷う項目がある場合は、仕組みを利用できるのは助かりますね。

仕組みを利用しつつ、自分でも判断できるように知識をつけていきたいと思います。

色はベースの色に合わせて調整すること

書籍のメイクのサンプルには使っている色が併記されています。

手始めにその色をそのまま使ってみたのですが、どうも浮いている様に感じます。まねることに懸命になって気が回っていなかったのですが、メイクで使う色はベースとなる肌の色に合わせる必要があります

リップやアイシャドウなど、メイクの強さによっては色が強く出る部分もありますが、基本的には肌の色を染めるわけではなく、肌の色に加えていくイメージになると思います。イラストで考えるなら、混色が起こっているということですね。

メイクで使われている色は、肌に比べて赤っぽいのか?青っぽいのか?

色の変化の方向を考えていくとなじむ色に調整しやすいように思いました。

気づいてから書籍を読み直してみると、肌の色によってメイクの色も変えていくという内容がありました。割かれているページは多くないのですが、重要な内容だと思います。

アイラッシュ(まつ毛)の描き方の注意点

アイラッシュ(まつ毛)はキャラクターの印象をつくる上でも効果が高いと思います。その分、イラストの方向によって書籍の内容の読み替えと、追加の調査が必要になるります。

イラストは「デフォルメ寄りか、リアル寄りか」「ポイントの内容に差があるか」この2点によっては内容を読み替え、追加の調査が必要です。

デフォルメ寄りか、リアル寄りか

サンプルのイラストではまつ毛の描き方もデフォルメされ、目立つまつ毛の本数も抑えられています。私はややリアル寄りの描き方をしているため、そのまままねようとすると違和感が出てしまいました。

リアル寄りのイラストを描く場合は、実際のメイクを追加で調べサンプルと見比べながら要点を抑えるのがいいと思います。

ポイントの内容に差はあるか

「エレガント」の顔タイプで見ていくと、アイラッシュのポイントが「すべてのまつ毛を根元から毛先まで太くする」と、同じ内容になっています。これはもともとのまつ毛の魅力が強いということですが、そのままでは描き分けることができません。

ここは顔タイプごとのポイントだけではなく、アイラッシュの概要を含めてサンプルを見比べる必要がありました

そうやって見比べるとわかる差ではあったのですが、描き分けてみると確かに雰囲気が変わることが分かります。

アイラッシュの印象は強いと感じてはいましたが、自分が感じていたよりももっと細かいところで印象は変化するようです。ここは手を動かしたからこその学びですね。

まとめ

構図の勉強を始め、構図は小さな印象の積み重ねだと学びました。今回手を動かすことで、メイクも構図も考え方は同じだとわかりました。

どちらも要素がもつ小さな印象の方向を、最終的に求める印象の方向に合わせせて行くことが大切です。

メイクで考えるのであれば、かわいい方向にしたいのか、かっこいい方向にしたいのか、まずは最終的なを選びます。それに合わせてメイクの仕方を選び、髪型を、服装をと最終的な印象を強化していく。

ファッションに強い興味がなかったので、表面的な情報をまねているだけでした。今回「メイクは印象の方向性を合わせる」ということに気づき、普段から外見に気を使い実践している人は、印象をまとめるセンスも育てているとわかりました。

今回の実践の中でメイクを見るポイントの糸口をつかむことができました。ここまで何となく見ていた情報も、もう一歩踏み込んで参考にすることができそうです。


以下、「エレガントタイプ」におすすめとなっていたメイクを試してみました。髪型を変えているのでその印象分はありますが、メイクだけでも印象は変化しますね。

※画像をクリックすると、ライトボックスで開きます。

オフィス
オフィス
クール
クール
キャット
キャット
モード
モード
レトロ
レトロ
大人
大人
シャープ
シャープ
ドラマチック
ドラマチック
ムーディー
ムーディー
ピーチ
ピーチ

この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って


<参考>

投稿者: 0.1

厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。

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