モデルは淡嶋神社、住吉大社の祭神・息長足姫命(神功皇后)です。
淡島神社は流し雛の行事を、今に伝える場所の一つです。
祭神は少彦名命。医療の神様で、特に女性の病気回復や安産・子授けの神様として信仰されていました。
そんな淡島神社と息長足姫命の縁は、住吉大社の 祭神・ 住吉三神の神託で新羅に出兵した帰り道になります。
新羅を無血制圧後、瀬戸内海まで戻った際に、嵐に会い、淡嶋神社の少彦名命に神託で助けられます。
住吉三神は海上安全の神様なのですが、どちらかというと外海での安全を守ってくれる印象です。女性を助けてきた少彦名命が、近くで大変な目にあっている息長足姫命を見つけて、放っておけなかったということでしょう。
女性の健康を守る神様と、海上安全を守る神様。その両者に縁があり、同じ神社に祀られた女性ということで、流し雛のイメージに重なりましたので、今回モデルにさせていただきました。
<参考>
- Wikipedia/流し雛
- Wikipedia/ 息長足姫命(神功皇后)
- 淡嶋神社
- 住吉神社