以前の記事で書いた引っ越しも、ひと段落となりました。
新居は旧居よりも小さいところを選んでいたので、荷造り前からモノを減らして準備していました。それでも配置を終えてみると、思った以上に捨てるモノがあることに驚きます。
捨てたモノを振り返ってみると「念のため」に持ってきたものがほとんどでした。
今回は「必需品」と「代用」についての考え方を共有したいと思います。
目次:
移動することは、常識を再確認すること
荷物整理の中で持っていくかどうかを決めるときは、そのモノ一つを眺めて決めていました。この時、機能の比較をしていれば、もう少し処分してから移れたのかなと思います。新居に移ってから捨てたものは、(今から考えればですが)機能が重複するものが多いなと思うのです。
(とはいえ、実際にモノを配置してみないと「減らして十分か?」がわからないところ。だからこそ「念のため」となるのですが。)
そんなことを考えていると、あらためてシンプルライフと旅の準備はにているなと思いました。旅の準備でも「念のために持ってきたものはいらない」というのは、よくあることではないでしょうか。
念のためと考えるのは「ないと困るかもしれない」「必要になるかもしれない」と、大小はあれど不安を感じるためです。けれどその不安は代用できることを知っていればかなり減らせるのではないでしょうか。
そのためには「これだけは絶対に必要」という、自分にとっての必需品を知っている必要があります。
旅であれば、引っ越しよりも規模が小さく、機会も作りやすいと思います。これは必需品の見直しの機会が比較的多いということです。
逆に自分にとっての生活必需品=生活の常識は見直す機会は、なかなかないと言えます。
「代用」の考え方の基本は「比較」です。比較し、まとめられるモノはまとめ、数を減らしていくという考え方です。
この時に比べるものが「自分にとっての生活必需品」になります。2つを一つにまとめられるのか?あるいは、必需品を入れ替えた方がいいか。
シンプルライフを実践するうえで「自分にとっての生活必需品」が意識できていることはとても大切だと思います。それを再確認できる引っ越し(規模の大きな移動)はなかなか得難い機会だったと思いました。
質を高めるためにどうする?
生活スペースを狭くしてみて分かったのが、思った以上に「邪魔にならないからいいか」と持ち物を広げていたことです。
生活空間がモノで埋まっていると窮屈に感じるので、見えるところでは余白を意識しています。
逆に見えない部分の余白は持て余し気味だったのかもしれません。
今回は小さな場所への移動だったので、結果として減らすことをより意識できたと思います。
ただ、「自分にとっての生活必需品」だけがあれば、「ちょうど良いか?」といわれると疑問も感じます。
以前は「せっかく減らしたんだから、今の状態をキープしなければ」となんとなく考えていました。ただ、振り返ってみると満足度も低かったように思います。
必要最低限のモノが手元にあることは確かですが、自分の求めるちょうど良い生活の質には今一歩足りない様に感じます。
自分にとってのちょうど良さはどこにあるのか、少しずつ加えながら探っていきたいと思います。
まとめ
今回の引っ越しでは自分の生活の中で「これさえあれば大丈夫」という生活必需品を再確認できました。
生活必需品と「機能比較」することで、これから加えていくものも吟味しながら、取り入れられると思います。
私は「工夫を考えること」「手を動かして実践してみること」が楽しいので、環境が変わって今までにない工夫が必要という今の状態には、正直ワクワクしています。
あらためて、引っ越し前のタイミングでシンプルライフの基礎を学び直せてよかったと思いました。
シンプルライフの実践で、共有できそうな情報を見つけたら、またお知らせしたいと思います。