【6】ログイン時に実行されるタスクを登録し、仕組みを完成させる

【6】ログイン時に実行されるタスクを登録し、仕組みを完成させる

適度な休憩で高い集中力を作る。これを習慣化するには意思の力だけでは難しいところもあります。仕組みを作って休憩時間を強制してるので、その仕組を紹介していきます。今回は前回完成させたVBSファイルを呼び出すタスクを登録し、本連載で紹介してきた仕組みを完成させます。

引き続きOutlookの予定に沿ってパソコンをロックする仕組みをつくっていきたいと思います。

今回がこの仕組みの最後のステップになります。

前回は現在の予定が休憩中でない場合、次の休憩に合わせてパソコンをロックする仕組みをつくるところまで進めました。

最後にログイン時にここまで作った仕組みが実行されるようにタスクを作成します。

ログイン時に実行されるタスクを登録する。

新規タスクの作成

タスクマネージャーを呼びます。

  1. 「Windowsキー + R」でファイル名を指定して実行を呼び出す
  2. 「control schedtasks」を入力し、「Enter」
ファイル名を指定して実行「control schedtasks」
ファイル名を指定して実行「control schedtasks」
右クリック→ タスク作成
右クリック→ タスク作成

タスク作成・全般

タスク作成「全般」設定風景
タスク作成「全般」設定風景

ここではタスク名を「checkBreakTime」としておきます。

タスクの作成・トリガー

タスクの作成「トリガー」→ 新規
タスクの作成「トリガー」→ 新規
「トリガー」設定風景
「トリガー」設定風景

タスク作成・操作

タスク作成「操作」→ 新規
タスク作成「操作」→ 新規
新しい操作「wifi-off.bat」を参照する
新しい操作→ 参照
「操作」設定風景
「操作」設定風景

前回完成させた「scdlCheckBreakTimeSchedule.vbs」を参照します。

タスクの作成・条件

タスクの作成「条件」設定風景
タスクの作成「条件」設定風景

 電源に関する項目「コンピュータをAC電源で使用している場合のみタスクを開始する」はデフォルトではチェックが入っていますが、このタスクではいらないと考えて外しました。ここは自分の計画に合わせて設定します。

タスク作成「設定」設定風景
タスク作成「設定」設定風景

以上でOutlookの予定に沿ってパソコンをロックする仕組みの完成です。

まとめ

今回の仕組みによって予定の組み替えはOutlookだけになりました。予定変更の手間も半分以下になったので十分な改善ができたと思います。

今回は休憩時とそれ以外の行動で処理を分けるというシンプルな構造ですが、予定入力のルールを工夫すれば、他の予定にも応用は効くとお思います。

また、今回の仕組みで使っているのはすべてWindows標準の機能です。標準機能だけでも思った以上に仕組みが作れることがわかったので、良い勉強の機会になりました。

また何か作りたくなったら、Windowsの標準機能を探ってみたいと思います。

今回の仕組み必要なステップは下記になります。

投稿者: 0.1

厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。

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