目次:
作品の概要
テーマ
ジャーナリング
モチーフ
無機質な都市と原点の明かり
コンセプト
自らさえも見失いそうな世界の中でも、原点の灯を頼り時に自らに問いかければ、あの日思い描いた地図はいつでも広げることはできる
挑戦課題
心象風景を描く
そういえば、物語を見ていない
以前に「黄昏の邪竜」で苦い思いをし、制作工程を整理ました。
今作も完成形イメージが見えてからスタートを切ったのですが、描き上げても納得のいく作品になりませんでした。
「黄昏の邪竜」の反省を読み返し、反省してみると今作では物語が足りなかったように思います。
キャラクターを中心とした制作では、最終形が見えるとそのキャラクターのセリフや、イラストにしている画面の前後の風景などが脳内に流れます。
しかし、思い返してみると今回はその映像を見ていなかったように思います。
世界観を描くなら、もっと踏み込むこと
改めて今作を見てみるとイメージの表面をなぞった様な印象を受けます。
物語の不在はこんなにも薄い結果になるのかと、悔しく思いました。
今作は書籍から得たイメージを描いてみようという試みです。そのため、キャラクターよりも世界観を中心に描こうとしています。
おそらく、キャラクターを中心とした物語の方が親しみがあるため、脳も勝手に踏み込み物語を作ってくれるのだと思います。
世界観中心という不慣れな題材の場合は、もっと積極的に物語を構築したほうがよさそうですね。
物語に踏み込むために、ではどうするのか?
今回の様に完成形イメージはあるのに、ストーリーがついてこない場合、その世界観に踏み込んでいくにはジャーナリングを行うのではないかと思います。
ジャーナリングを日常的に取り入れてみると、思い付きをメモに書き留める以上に自分の思考や感情に踏み込める実感を得ています。
世界観へ踏み込むという点んで、制作にもジャーナリングが活用できるのではないかと思いました。
本作では一通り描き上げた後に実験的に行ったので反省という形だったのですが、いつもの書き出しよりも課題や思考の方向性が明確になったように思います。
以前に読んだ『』の中にも重要な課題に取り組む際の「耐久型のジャーナリング」というものがあり、制作にはこのジャーナリングが合うのではないかと考えています。
まとめ
納得のいく制作にはなりませんでしたが、感情の整理として始めたジャーナリングを制作にも活かせそうな手ごたえを得られたのは収穫でした。
早速、次の制作から試してみたいと思います。
描いてはいるけど、どうも気分が乗らない。考えてみると描いているイラストにはストーリーはないかも。そんなときはジャーナリングを行って、もう一歩世界観へ踏み込んでみてるのはどうでしょうか。
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って