「ピラニア」で魚のウロコを課題として製作を行いました。
ここではその製作内で得た魚のウロコの描き方のポイントを整理し、共有したいと思います。
目次:
ウロコの描き方のポイント
面が変化する所に補助線を引く
まずは魚でいうところの側面の稜線(側面の面が変わるライン)です。体のうねりに合わせて補助線を引きます。
ここがウロコでは一番大きくなります。
全体の基準となる場所を、まずは決めましょう。
立体をしっかりと描いていて、面の変化がわかりやすいのであれば、補助線の数は省いてもいいと思います。
補助線に沿って一番大きなウロコを並べる
まずは補助上に基準となる一番大きなウロコを並べます。
サイズ感を1回で捉えるのは難しいのですが、最初に描いた基準の列から数列並べると全体とのバランスが確認できます。
基準列から離れる方向にウロコを並べていくとサイズ感とバランスを確認できるまでにより多くの数が必要でした。
また、基準列に沿って描く方が身体のうねりにも追従しやすいと思います。
ウロコの変化は4枚1組で確認する
製作するときはある程度アップで描きます。
画面にウロコが並んでくると身体の面が見えづらくなるのでウロコの面との不一致が起こることもあります。
また、ウロコ同士のバランスが崩れていることにも気づきづらくなります。
全体を見るのももちろんですが、混乱を避けるためにウロコは4枚1組と捉えてみていくのが良いとおもいます。
ウロコの列は互い違いに配置するので、4枚1組で見ると菱形になります。この菱形が大きく歪んでいないかを確認しながら進めると、混乱が少なくなるとおもいます。
また、ウロコは関節部などは小さくします。この際にも4枚1組として徐々に変化させていくと仕上がりがきれいになります。
扇形のウロコは6枚1組で確認する
細かいウロコの場合はここまでの工程で作ったものでもいいと思います。
ウロコのサイズが大きく扇形に見えたほうがいい場合、なんとなく扇形に広げていってしまうと途中で破綻してしまいます。
そんなときは調整しようとしているウロコを中心に6枚1組で確認します。
扇の両端は両隣にある2枚のウロコの中心に向かいます。
扇の要部分は頭側に向かたときの一つ前のウロコの頂点に向かいます。
この3点を確認しながら扇形を調整していくと混乱が少ないと思います。
製作動画
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って