本作は「幻想藝術考7」展で準備した画集、「0.1 Illustration Log Vol.1」の表紙用に制作しました。
せっかく画集を作るので表紙は好きな要素にしようと、天使と護衛の騎士をイメージしています。
イラスト事態は好みのものに仕上がったのですが、制作の過程では反省もありました。
次回以降の課題としては下記の3点になります。
- 模様の検討方法を模索する
- 藤の花びらブラシが使いやすいので、別パターンを作る
- 境界線をぼかさずに描けば、完成度を上げられるか検証する。
今回は特に大きな課題と考えた「模表の検討方法を模索する」について書いていきたいと思います。
鎧などを描く際に、以前はできるだけシンプルな面で作ろうとしていたいのですが、最近は挑戦課題として、模様での複雑さを追加しようとしています。
素材集などを使ってみたこともあるのですが、なかなか自分の絵柄になじませることができないので、結局は自分で考え、描いています。ただ、ここは思った以上に時間がかかりますね。
描いている中で思いついたので今回は使わなかったのですが、こういった模様の下地として写真素材を使うのは良いかもしれません。
イチから模様を考えるときも、線を重ねながらその中に方向性を見つけて整えます。結局のところは偶然の出会いを探しているので、写真を重ねていけば、インスピレーションの走りを作れるのではないかと思いました。
これは、次の機会に試してみようと思います。
また、今回天使の髪飾りを描いたブラシですが、もともとは「烏丸」制作の際に藤の花びらを描くために準備したものです。使ってみると思った以上に応用幅が広かったので、ブラシの形を変えてなんパターンか準備したいと思います。
ブラシ自体は立体的な散らばりをするので、模様の下地には使いづらいのですが、こういった小さな工夫を積み重ねて、課題である模様の検討に使える時間を増やして行こうと思います。
その他の課題についてはも、別の制作で検証していきますので、その際に記事にできればと思います。
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って