モチーフは大怨霊となった崇徳院の妃、烏丸局です。
崇徳院が亡くなった際に、安井金比羅宮に遺影を収め、弔った人物です。
崇徳院は血縁関係でかなりハードな道を歩んだ末に、大怨霊となってしまうのですが、人界を去る前に自らが愛した藤の花が咲く安井金比羅宮に、烏丸局が住めるように手配をしています。
史上では有名な物語はないものの、その運命と結末を思うと、託した思いがあったんだろうなと。
故人を偲ぶという意味での黒装束と、大怨霊となってしまった魂を、鎮める為の舞を奉納する祈祷師をイメージし、デザインしました。
<参考資料>
Wikipedia
崇徳天皇
安井金比羅宮
安井金比羅宮について
※ 文中の阿波内侍が烏丸局です。