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弁財天の先輩
元七福神の一人。国の統治者層から信仰集める高貴な女神さまです。
この方の祭事である「吉祥悔恨」も、統治者が間違いを悔い改め、国家安泰・五穀豊穣を祈るという内容。
恩恵は国家レベルとなるのですが、一般には実感が伝わりにくかった様です。
七福神の認知が広がる中で、より身近な水の恩恵をもたらす弁財天が受け入れられ、交代となったようですね。
告知を聞き、恩恵を与えるという点からもうかがえますが、とても温和な神様とのこと。交代後も後輩と仲良さそう。
さて、そんな吉祥天の期限はインド神話のラクシュミーです。特徴としてとにかく「蓮の花の色」が出てくるので、今回のキャラクターデザインでもキーカラーとしました。
先の「吉祥悔恨」から、当初は教会とシスターの要素を考えていたのですが、描き始めてみると思った以上になじまなかっため、シルエットが近いウズベキスタンの民族衣装パランジャの方向へ切り替えました。
いつもの制作よりグラデーションの変化を全面に出したことが挑戦でしたね。
最終的にはジプシーぽい雰囲気になったのですが、この方相手に真面目に告解できる人がトップなら、まぁ大丈夫そうかな?
シールシリーズはAGAWA様のカードショップにて販売中です。
「異・仏教伝」内容紹介動画
AGAWAさんから購入者の方がつくってくれた紹介動画をご連絡いただきました。静止画ではわかりづらい販売物の質感などの参考になりましたら幸いです。
泡の情報量を調整する
最後に制作面での気づきを書きたいと思います。
起源のラクシュミーは海の泡から生まれたというエピソードがあります。
今回はエフェクトに取り入れたのですが、ここが描き込むのに一番時間がかかりました。手探りで整える時間が多かったと思います。
デフォルメを検討し、情報量を調整できる様になるのが今後の課題ですね。
この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って