視線の反対側の余白は過去を暗示する
視線を持つ要素を画面に配置する場合、視線の先の空間を広く取ることがセオリーになります。視線の先の空間を広くとることで、自然で素直な印象になります。
このセオリーを外し、視線の反対側の空間を広く取ると、過ぎ去った過去を予感させます。
過去を予感させる配置はセオリーから外れるため、複雑な印象、意図的な印象が強くなります。要素の配置により気を配る必要があります。
意図した別れを考える
一例として別れを演出する場合をかんがえてみましょう。
去る要素が画面の右から左に動いていると感じる場合肯定的な印象になります。
別れとしてはさっぱりとした印象になり、未来への希望を感じさせる別れになります。
去る要素が画面の左から右へ動いていると感じる場合、否定的な印象になります。
過ぎ去った過去へ引かれる印象になるため、名残惜しさや心残りを強く演出できます。