状況的な余地
視線の先の空間・余白には、状況的な余地や心理状態を説明する効果もあります。
対立を例に見てみましょう。
対立関係にある要素それぞれの視線の先に広く空間がとられている場合、状況としては肯定的な印象になります。
要素それぞれの見通しが開け、心理的な解放感も感じられるため、対立した関係も未来においては好転していきそうな予感となります。
逆にそれぞれの要素の視線の先に空間がない場合、閉塞感が強まり、改善の余地もない否定的な印象になります。
窮屈な印象から心理的な余裕もない印象が強まるため、状況の改善は難しいかもしれません。むしろ、状況はより悪化しそうな予感となります。