「スケッチ感覚でパースが描ける本」を読んで考えたこと

大学の建築科の学生向けに書かれたパースの考え方の本です。
イラスト関係の書籍よりも、段階を踏んで考え方の説明がされているので、理解の助けになると思いますよ。

今回は中山繁信さんの「スケッチ感覚でパースが描ける本」を拝読しました。

本書は大学の建築科の学生向けに書かれた本です。図面のたたき台として、フリーハンドで建物の外観・内装を描くことを目的にしています。

自分のアイデアを見える形にすることのハードルを下げるため、フリーハンドを前提にパースを描くコツを紹介しようというのが本書の概要になります。


実際に手にとったのはイラストを描き始めた頃になります。当時はパースの考え方がわからずに悩んでいました。参考にイラスト関係の書籍をあたっていましたがイマイチ理解できませんでした。そこで、イラスト界隈の外でパース初心者向けの書籍を探したところ、本書にたどり着きました。

考え方の解説はそれまでに読んだどの本よりも詳しく、わかりやすいと感じました。

特に参考になった内容は下記の4点になります。

  • 坂道の描き方
  • 途中で90°曲がった階段の描き方
  • 円形の建物の描き方
  • アーチ窓の描き方

デジタルツールであれば、パースのかかった円やアーチは、カスタムブラシ・カスタムシェイプを準備しておくほうが、使いやすいと思いますが、考え方を知っていれば確認や修正も素早くできそうですね。


本書を読んだ後に振り返ってみると、ここまでに読んだイラスト関係の書籍では、パースの使い方のさわりだけを紹介していたんだなと感じました。

本書は、建物の図面を前提により細かい段階を踏んで解説がされているので、理解の助けになったと思います。


今回のように「知ってはいるけど理解が追いついていない思考ツール」の使い方を学びたいときは、「より正確さを求めて使われている分野」に目を向けてみるのは、解決のヒントになりそうですね。


この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って。

<参考>

投稿者: 0.1

イラストレーター/0.1up project主催者 厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。