バレンタイン・デーを調べると、その源流は大きく2つに別れます。ローマ神話のユーノーの ルペルカリア祭と、聖人ワレンティヌスを偲んだ祭日です。
今回は女神ユーノーとルペルカリア祭をモチーフにキャラクターを考えていきました。
ユーノー=結婚と家庭の女神ジュノー
ユーノー( Juno)を 英語読みをするとジュノーになります。
日本ではこちらの呼び名のほうが馴染みがあると思います。ジュノーは6月=Juneの語源にもなっています。この月に挙げる結婚式がジューン・ブライド。ジューン・ブライドでは結婚と家庭を司るジュノーの加護を授かると言われています。
さて、ジュノー=ユーノーの祝日であるルペルカリア祭は、古代ローマでは3月に開催されていました。3月がジュノーの月であれば、ルペルカリア祭にちなんだとしてわかりやすいのですが、実際は6月。なぜ、3ヶ月ずらしたのかなと疑問に思いました。
そこでもう少し、ルペルカリア祭に踏み込んでみましょう。
お祭りへの参加は男女ペア。
ペアはくじ引きで決まります。
ルペルカリア祭への参加は男女ペアです。
当時のローマでは若い男女は別々に生活をしていて、祭りでの相手はくじによって決められていたそうです。
「女神ユーノーよ。二人の出会いが良きものにならんことを。」
というわけですね。
3月にお祭りが開かれ、そこでペアを組んだカップルはそのまま夫婦になることが多かったとありますから、女神ユーノーは3月のお祭りで人々の出会いを取り持ち、6月の結婚式で祝福と加護を与えるのかなと考えました。
そんなわけで、街にでては恋の話を集め、人々の縁を結んでまわる女神様となりました。
進化前は街に出ている時の姿。
式神を飛ばして恋の話を集めているイメージです。いつの間にか会話に入り込んでいそうな気がしますね。コミュニケーション能力高そう。
進化後は仕事着姿です。
恋を応援するために、雰囲気の良い喫茶店をやっていそうだなと。
結婚式に呼ばれると「影から応援するのが役目」と一番目立たない席にいそうですが、会場で一番泣いていて、結局一番目立つような人だと思います。
2019年02月より実装