「”主線なし”イラストの描き方」を読んで考えたこと

今回はア・メリカさんの「“主線なし”イラストの描き方」を拝読しました。

日本では線画を軸にしたイラストが主流となります。ア・メリカさんが描かれるような“主線なし”イラストは、どちらかというと海外で多い作品ですよね。
本書は、主線なしイラストの中でもデフォルメの強いイラスト。絵本のようなイラストの書き方について、ア・メリカさんが研究してきた描き方を紹介しようという内容になります。

イラストの方向性として、自分は陰影が強く、立体感のある作品を目指しています。イラストの方向性は少し変わりますが、主線に頼らないイラストという点で、向上のヒントをえたいと思い読んでみました。


“「”主線なし”イラストの描き方」を読んで考えたこと” の続きを読む

「スケッチ感覚でパースが描ける本」を読んで考えたこと

大学の建築科の学生向けに書かれたパースの考え方の本です。
イラスト関係の書籍よりも、段階を踏んで考え方の説明がされているので、理解の助けになると思いますよ。

今回は中山繁信さんの「スケッチ感覚でパースが描ける本」を拝読しました。

本書は大学の建築科の学生向けに書かれた本です。図面のたたき台として、フリーハンドで建物の外観・内装を描くことを目的にしています。

自分のアイデアを見える形にすることのハードルを下げるため、フリーハンドを前提にパースを描くコツを紹介しようというのが本書の概要になります。


“「スケッチ感覚でパースが描ける本」を読んで考えたこと” の続きを読む

「入稿データのつくりかた」を読んで考えたこと

今回は、井上のきあさんの「入稿データのつくりかた」を拝読しました。

デジタルで原稿を作り印刷物を制作する際に、プロは何を気をつけているのかを、基本的な用語解説を含めてまとめてくれているのが、本書の概要になります。


“「入稿データのつくりかた」を読んで考えたこと” の続きを読む

「アジアンファンタジーな女の子のキャラクターデザインブック」を読んで考えたこと

情報量の多い民族衣装の整理の仕方がとても参考になりますね。オリエンタルなイラストのデザインに興味がありましたら、良い参考資料になると思います。

今回は、紅木春さんの「アジアンファンタジーな女の子のキャラクターデザインブック」を拝読しました。

本書の源泉となっているのは民族衣装です。特徴のある民族衣装は祭事で使われる特別なものも多く、それに伴い装飾や使用される色も豊かになります。イラストに取り入れる際には情報の整理・調整が必要になってきますよね。アジア圏の特徴的な民族衣装を情報を整理して紹介し、その発展として現代衣装との組み合わせる際の考え方を提案しようというのが、本書の概要になります。


購入前に内容を確認した際、描かれているイラストがとても見やすく、情報量の整理が上手だなと感じました。

イラスト制作の仕事で和風やオリエンタルテイストの要素を要望されることも多いので、デザインのヒントを得られればと思い、読んでみました。


民族衣装の資料は写真のもありますが、先に触れたようにそのままでは情報量も多く、イラストに取り入れる際には特徴を捉え直し、「らしさ」を残す再定義が必要になります。ここが苦労するところなのですが、本書はこの「らしさ」がシンプルにまとまっていて、情報整理の仕方はなるほどと目を見開かされる部分が多かったです。特に模様の簡略化は参考にしたいと思いました。

また、書籍の後半には、現代の服装や髪型と組み合わせたアレンジ例も乗っていて、調べる際のヒントも多くもらいました。アジアンファンタージーというと、自分の中では和風要素の割合が強かったのですが、もう少し視野を広げたいと思います。


最後に、画面で見ていたときは気づかたかったのですが、書籍でみると線画は表情のあるブラシで作成されていました。イラストの印象はシンプルですが、線画や陰影に表情があるため、特に印刷された際にキレイな仕上がりになると感じました。

以前の制作で画面上での仕上がりと印刷しての仕上がりの差が、かなりあるものだと気づいた後だったので、線画を使う制作でも、こういった情報量の乗せ方があるんだなと勉強になりました。自分でももっと、ブラシの使い所を研究していきたいですね。


この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って

<参考>