
はじめに
ELDEN RINGでは、女王マリカ周辺が情報の空白地となっています。楽しむ上では、想像の余地となるのですが、物語として整理しようとすると、どうしても考察しながら、空白の辻褄を合わせて行く必要がありました。
本記事では「話の流れを整理するELDEN RINGシリーズ」の、主人公のバイアスを前提に、エルデの地の歴史を考察しています。
動画をある程度の長さにまとめる関係上、動画には盛り込まなかった内容もあります。動画で覚えた疑問を埋める助けになれば幸いです。
また、箇条書きでの大まかな整理となります。補足が必要だと思う部分は、別の考察記事を書いて、補っていきたいと思います。

こうだと思う、狭間の地の歴史
『古竜達の時代』
- 彼らの神が去って終焉
『黄金樹の始まり』
- 【エルデの獣】狭間の地へ落とされ、世界樹へ宿る
- 【マリカ】狭間の地へ到着
- 【大いなる意志】指を送る
2本指・3本指区別はないと思われる(5本指?) - 【指】マリカを神人と見出し、導きを開始
- 【マリカ】王配候補としてゴッドフレイと出会う
- 【マリカ】黄金樹勢力をつくる
- 【ヒューグ】鍛師として黄金樹勢力に従軍
『巨人戦争』

- 【マリカ】 ゴッドフレイと共に、黄金樹勢力を勝利へ導く
- 【マリカ】 巨人の呪いを受ける
- 【大いなる意志】 マリカとエルデンリングを合一させる
- 【マリカ】 ゴッドフレイへ祝福を送る
- 【ゴッドフレイ】 輝ける生命のルーンを見出す
- 【ゴッドフレイ】 マリカへルーンを掲げ王配となる
- 【マリカ】 ゴッドウィンを身籠る
『黄金樹の時代』

- 【ゴッドフレイ】 王都ローデイル建設
- 【ゴッドウィン】 誕生
- 【大いなる意志】 マリカへ黄金樹信仰を黄金律とすることを指示
- 【指】 各地の勢力を示し、進軍を指示
- 【マリカ】 黄金律探究開始宣言
→ 少黄金樹協会の言霊 - 【マリケス】 影従としてマリカに送られる
- 【マリケス】 宵眼勢力と戦い、死のルーンを取得
- 【大いなる意志】 マリカ=エルデンリングから運命の死を取り除く
- 【大いなる意思】生来のマリカを「幻視の器・マリカ」と「戦士・ラダゴン」に分ける
- この時ラダゴンとマリカの肉体は別
- 【大いなる意志】 指を二本指と三本指に分ける
- 【大いなる意志】 二本指にマリカの導きを指示
- 【大いなる意志】 三本指にラダゴンの導きを指示
- 【マリカ】 マリケスに運命の死の管理を指示
- 【ラダゴン】 完璧主義ゆえに、自分の赤髪・男性姿に絶望を覚える
- 【ラダゴン】 戦士として力を上げる一方、呪いを解く方法を模索し始める
- 【マリカ】 死が取り除かれた身体が「生命から遠のいていること」に気づく
- 【マリカ】 身体の変化に戸惑いを覚え、ゴッドフレイに子を望む
- 【マリカ】 モーゴットとモーグを身籠る
『第一次リエーニエ戦役』
- 【マリカ】 リエーニエ・リムグレイブ・ケイリッドに向けて進軍を宣言
→ デクタス大昇降機の言霊 - 【マリカ】 ローデイルに戻る
- 【モーゴット】 誕生
- 【モーグ】 誕生
- 【マリカ】 身隠しのヴェールを使って子どもたちと遊ぶ
- 【マリカ】 変化した身体で生んだ子に、古き神聖が現れたことに安堵する
- 【マリカ】 自分の思考の変化に気づく(この頃の変化は、波のように強弱がある)
- 闘争心の低下
- 黄金律への恭順
- 【マリカ】 自分の変化の原因がエルデの獣の思考だと気づく
- 【マリカ】 エルデの獣との合一が進み、エルデの獣の考え方に気づく
- 【マリカ】 ラダゴンがエルデの獣の意思に強い影響を受けていることに気づく
- 【マリカ】 来る未来に向けて、準備を始める

『第二次リエーニエ戦役』
- 【ラダゴン】 英雄となる
- 【ラダゴン】 巨人の隣人だった魔術に呪いを解く可能性を探す
- 【ラダゴン】 レアルカリアの輝石源流研究の「源輝石」に可能性を見出す
- 【ラダゴン】 源輝石の移植で、マリカへ帰ることを計画する
- 【三本指】 ラダゴンの苦悩を見続け「分けたことは間違いでは?」と疑問を持つ
- 【三本指】 大いなる意思と交信を試みる
- 【三本指】 不幸にも狂い火と交信し、狂いはじめる
- 【ラダゴン】 レナラに婿入りする
- 【ラダゴン】 カーリアの魔術師達に自分を研究させ、内容は秘事とする
- 【ラダゴン】 マリカを徐々に乗っ取る方法を見つる
- 【ラダゴン】 「純粋なる黄金のルーン」を見出す
- 【ラダゴン】 黄金律原理主義を見出す
- 【三本指】 大いなる意思へ黄金律原理主義を送信
- 【三本指】 ラニを神人として見出す
『リムグレイブ侵攻』

- 【マリカ】 エルデの獣が、ラダゴンを呼び戻そうとしていることに気づく
- 【マリカ】 大いなる意思が、デミゴッド達を「贄」とすることを知る
- 【ゴッドフレイ】 マリカから与えられた祝福の変化に気づく
- 生命力の低下
- 戦士たちの気力の低下
- 【大いなる意志】 神人のマリカと、その分け身たるラダゴンを使い、完成された神を作ることを計画
- 【大いなる意志】 指へ平定後に黄金律原理主義を掲げさせることを指示
- 【大いなる意志】 指へラダゴンを王配に迎えることを指示
- 【マリカ・ゴッドフレイ】 子供たちが「贄」になることを恐れる
- 【マリカ・ゴッドフレイ・ゴッドウィン】 話し合い
- 黄金律を元に戻すことを計画
- ゴッドフレイが外地へ死のルーンを求めることを決定
- ゴッドフレイと戦士達を黄金樹の影響から切り離すことを決定
- 【ゴッドウィン】 外地へ出ることを申し出るが、力量不足を指摘される
- ゴッドフレイは死がある戦場で戦ってきた
- ゴッドウィンは死が封印された後の戦場しか知らない
- 【ゴッドウィン】 王都の勢力を中心に、自分の勢力を整え、マリカを支えることを決意
- 【マリカ】 ゴッドフレイと戦士達から祝福を奪う
『黄金律による狭間の地の平定』

- ケイリッド侵攻を終え、狭間の地が平定される
- 【マリカ】 ゴッドフレイと戦士達を、狭間の地の外へ追放する
- 【ラダゴン】 ローデイルへ戻る
- 【ラダゴン】 マリカにルーンを掲げ第二の王配となる
- 【エルデの獣】 共存しやすいラダゴンを後押しする
- 【ラダゴン】 王配となったことで、エルデの獣からの干渉をより強く受ける
- 【マリカ】 カーリア家への援助を開始
- 【マリカ】 黄金律への恭順が進み、ラダゴンの指示に反発できない様になる
- 【ラダゴン】 大いなる意志の指示に従い、マリカとの間にミケラ・マレニアをもうける
- 【ラダゴン】 三本指を地下に封印
- 【ラダゴン】 以降二本指に従う
- 【ラダゴン】 黄金律原理主義を提言
- 【ラダゴン】 源輝石をマリカに戻し、ラダゴン=マリカを開始
- この時点ではマリカとラダゴンの肉体は別に存在する
- ラダゴンはマリカの魂を屈服させ、肉体の主導権を乗っ取るつもり
- 自分の肉体に絶望していたラダゴンなら、最終的に赤髪の肉体は捨てると思う
- 黄金律の犬のラダゴンには、運命の死の封印を解いて、利用する選択肢はない
- この時点では、マリカの意思や抵抗力を下げられる程度
- 【ラダゴン】 先祖返りや坩堝の影響など、過去の神聖の排斥を開始
- 【ラダゴン】 モーゴット・モーグ拘束具をつけた上で、幽閉(少年期くらい)
- 【マリカ】 ヒューグに神殺しの武器の制作を指示し、円卓に匿う
- 【ラダゴン】 調香師らに忌み潰しを組織するように指示
- 【ラダゴン】 過去の力の象徴になるゴッドウィンを排除を計画
- 【ゴッドウィン】 変化に苦しむマリカを支えながら英雄として力をつける
- 【ライカード】 法務官として黄金の王家へ出仕
- 【ゴッドウィン】 古竜戦役にて英雄となる
- 【ライカード】 マリカの黄金律修復計画に共謀
- 古い魔術に明るいカーリアの魔術師として協力する
- 【マリカ】 カーリア家との親交の中、ラニへ霊呼びの鈴を贈る
- マリカとラダゴンの力関係が逆転する(陰謀の夜の数日前とか)
- 【マリカ】自分の支配力が、ラダゴンを下回ったことを認識していない
- 【ラダゴン】自分の支配力が、マリカの支配力を上回ったことを認識している
- 【ラダゴン】 マリカの意思を抑え込み、マリカの身体を動かせる様になる

『陰謀の夜に向かう、それぞれの考え』
- 【大いなる意志】 「黄金律によって、狭間の地を支配したい。誰がやるかは拘らない」
- 【エルデの獣】 「黄金律を完成させ、永遠に生きたい」
- 【ラダゴン】 「ゴッドウィンを排除したい。マリカに代わり、完全になりたい」
- 【マリカ】 「運命の死をエルデンリングに戻したい」
- 【ゴッドウィン】 「母の苦悩を終わらせ、弟達の地位を戻したい」
- 【ライカード】 「ラダゴンを排除したい」
- 【ラニ】 「二本指怖い、大いなる意志嫌い。神人の運命を捨てたい」
『陰謀の夜』

- 【マリカ】ラダゴンに肉体の主導権を奪われる
- 【ライカード】運命の死(魂)にて、ラダゴンの殺害を企てる
- 【ラダゴン】マリカ・ライカードを欺き、ゴッドウィンの排除を決行
- 【ゴッドウィン】運命の死(魂)にて死に生きる者となる
- 【ラニ】運命の死(肉体)にて肉体を捨てる
- 【ライカード】マリカへ神を殺すことを誓う
- 【マリカ】 エルデンリングを破壊する
- 【ラダゴン】 半壊した自身の肉体と、半壊したマリカの肉体を使い、エルデンリングを修復しようとするも叶わず
- ラダゴン=マリカが合一する
- 【マリカ】 身体の主導権を一時的に取り戻す
- 【メリナ】 砕かれたマリカ・ラダゴンの破片から発生する
- 【マリカ】 メリナへ火の幻視を託す
- 【マリカ】 メリナへの導きとして、祝福を操作し、大釜へ導く
- 【メリナ】 導きが見えないことを訴える
- 【マリカ】 外地から戻る、褪せ人を探すように指示する
- 【マリカ】 トレントをメリナに託す
- 【マリカ】 メリナへ使命の刃を託す
- 【大いなる意志】 エルデンリングの異変に気づく
- 【二本指】 災いの影としてマリケスを向かわせる
- 【マリケス(災の影)】 死のルーン(魂)によってマリカを殺す
- 【マリケス(災の影)】 死のルーン(肉体)によってメリナを殺す
- 【メリナ】 身体が焼かれ、霊体となる
- 【ラダゴン=エルデの獣】 死のルーンが持ち込みを恐れ、刺を張って引きこもる
- 【大いなる意志】 マリカを磔にし、封じる
『破片戦争』
- 【大いなる意志】 大きな力を持つデミゴッド達に黄金律の修復を依頼
- 【大いなる意志】 ある程度時間経っても変化がないため、デミゴッド案を放棄
- 【大いなる意志】 条件を変え、数が多い褪せ人達に黄金律の修復を依頼
『ゲーム本編』
- 【外地にて戦死した星見】 祝福を得て狭間の地へ戻る

【星に願いを】話の流れを整理するELDEN RING
ELDEN RING?
死にゲーの「Soulsシリーズ」に、神話的なストーリー性を加えて、いつもよりもマイルドな調整となった、TPSのオープンワールドアクションゲーム。
これまでのフロム・ソフトウェアの死にゲーに比べ、操作が軽快になりストレスが軽減されている印象。移動時にもストレス緩和が図られている為、フロム・ソフトウェアのゲームとは思えないほど、気楽に広大なマップを探索できる作品。
でも、戦闘になればちゃんと死ねるので、ご安心を。
基本的に高難易度に分類されるフロム・ソフトウェアの死にゲーの、エントリータイトルとして、人にお勧めできる作品。
…ただ、ここまでフロム・ソフトウェア作品を旅して来た身としては、クリアした後に少し物足りなく感じて、「DARK SOULS II」を始めてしまいました。
…はっ!なるほど、ここまでが用意されたシナリオか…!
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