祈り

「祈り」

兵士は祈る今日を生きて越えられることを。
騎士は祈る戦いに没する魂に平安があらんこと。

いつだってそうだ。多くのものは巻き込まれた。

敵と呼ばれる相手に、恐れはあれど憎しみはなく。
されど、それを倒さねば自分に明日はない。

ここは戦場。弱者が語り得ぬ場所。

いつだってそうだ。運命の片鱗はその終局にて姿を表す。

「~祈り~」:兵士
「~祈り~」:兵士
「~祈り~」:騎士
「~祈り~」:騎士
―祈り―
「―祈り―」

本作は「幻想藝術考10」展に向けて制作しました。

また、光の描き方を変える試作でもあります。

作品概要

テーマ

すれ違う祈り

モチーフ

剣と魔法の国の騎士と鉄と炎の国の兵士

コンセプト

すれ違う祈りは物語の終局にてその姿を表す

挑戦課題

光の描き方の変更と検証

光は後から入れたほうが色と輝度が失われない

ここでは挑戦課題である「光の描き方の変更と検証」について書いていきたいと思います。

これまで画面に広く差し込む光は別として、人物にかかる光は直接描き込んでいました。

この方法は直感的ではあるのですが、立体を変更したい場合、色が複雑になる場合は制作に調整に時間がかかります。また、光の色も鈍くなりやすいと感じていました。

日直では色の調整に迷いっぱなしでした。

そこで本作では描き込みは明暗程度のかき分けとし、光は後からレイヤー効果で入れることにしました。

逆光の画面で設計しているので、強い光が入る部分は小さくなります。効果を確認するには良い機会だと思います。

光の入れ方の試作

ステップ1:明暗を入れる

step1 陰影を描く
step1 陰影を描く

ステップ2:色を乗せる

step2 グラデーションマップで色乗せ
step2 グラデーションマップで色乗せ

ステップ3:ソフトライトで影へ広がる光を入れる

step3 ソフトライトで光の広がりと色味の変化
step3 ソフトライトで光の広がりと色味の変化

ステップ4:オーバーレイで外へ広がる光を強調する

step4 オーバーレイで光の強調
step4 オーバーレイで光の強調

ステップ5:光の方向を強調

step5 光の方向などを強調
step5 光の方向などを強調

まとめ

今回の方法をもう少し研究すれば、色収差なども表現できるような気がします。光を入れた場部分も彩度を高くたもてるので、今後も研究していきたいですね。


この断片があなたの星へ続く道を、少しでも照らすことを願って

投稿者: 0.1

厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。

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