【構図要素】上下の関係性

単独の要素では移動の方向性になりますが、2つ以上の要素が配置されると関係性が生まれ、優劣を感じるようになります。

上に置かれると優勢、下に置かれると劣勢

基本的には上にあるモノ自然的に強く感じられます。これは上から下への流れに沿って下のものへ力を加えているように感じるためです。

上のモノが優勢、下のモノが劣勢
上のモノが優勢、下のモノが劣勢

上のモノが大きくなると圧迫感が強くなる

これをさらに強調し、画面上部に大きな要素を配置すると圧迫感を表現できます。

上に大きいモノが置かれると圧迫感が強調される
上に大きいモノが置かれると圧迫感が強調される

※説明の図では配置以外に漫画的表現によって効果を強調しています。こういった小さな要素の積み上げが最終的なイラストの印象へと繋がります。

投稿者: 0.1

厚塗りで「存在感や重さ、質感による説得力」のあるイラストを目指しています。 日本では線画をベースとしたイラストが主流ですが、そこから外れたモノもイラストの世界を広げる為に必要だと考えています。「世界観にもう一味試したい」そんなときには、ぜひお声がけください。

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